DAC2013 DJ EXITインタビュー

DAC2013に向けて

―― どうも、今日はよろしくお願いします。CosmicRaise.netgirlsaidです。

EXIT: よろしくお願いします。

―― 今回もインタビューをさせていただこうか、という話になったときに真っ先にEXITさんにお願いしたいと思ったのは、「どうせEXITが勝つからDACはつまらん」と言われているのを目にしたからなんです。外野の僕から見てもEXITさんはほとんど隠居してるネテロ会長(*1)みたいに見えるんですが(笑)

EXIT: ネテロ会長ヨイですね、勝ち確と思いきや普通に負けたあたりとか、的を射ていると思います。と言うのも、過去に何度か大会に出てきましたけど、今回は初めて負けるかもしれない、と思ったからです。今までは本当に負けが想像できませんでしたが今回は違うんですね。

―― 単にEXITさんが不調、というわけでもなさそうですね。

EXIT: はい、仮にピーク時と同等のモチベーションが今まで続いていたとしても、十分負け得る大会だと思います。

―― 参加者のレベルが相当高くなってきている、ということでしょうか?

EXIT: そうですね。昔から上手かった人が更に上達してるだけじゃなく、急に最近上位層に入ってきたプレーヤーもいます。そして最近伸びてきた人がみんなすご~く上手いんです。それを見て焦った昔からのプレーヤーも今まで以上のペースで上手くなっていて、過去数年を見ても、今はかなり上位層のレベル高いと思いますよ。

―― なるほど、注目株の方はいらっしゃいますか?

EXIT: それはもうMILLAさんですね!MILLAさんは本当に凄いですよ。僕も実際のプレイを見たことないんですけれど全然穴がなさそうなんですよね。

―― それは大会では相当な強みですね。

EXIT: そうですね。僕自身は苦手なジャンル色々あるので今からヒヤヒヤしてます。

 

DJ EXITの強さの秘訣とは?

―― では今まで勝ち続けていた強さの秘密はどこにあるんでしょう?ご自身ではなにか思うところがありますか?

EXIT: FCやクリアマークを狙っていた時間とスコアを狙っていた時間との比率が他のプレーヤーに比べて大きくスコアに傾いていたからだと思います

SPでは一時期までFC埋めやっていましたけど、DPFC埋めは一度もやったことがないんですよね。最初はDPでのFC自体が難しすぎて、そもそも狙えなかったんですけど、ある程度上手くなって狙える曲が沢山出てきてからもそんなにFCには興味がわかなかったです。それ以上にスコア狙いのほうが楽しかったんですね。

―― なるほど、その割いてきた時間は相当に大きそうですね。

 

―― プレーを拝見していると、EXITさんはボタンを叩くというよりは指を落としているように見えることが多いんですが、特に意識していることなんでしょうか。

EXIT: そうですね、いくらか意識してます。4分がずっと続くような余裕を持って叩ける譜面でも密度によって叩きときの動きを上下させたくないので、極力動きを小さくするようにしています。発狂を叩くには11回の打鍵の力を小さく短くする必要があると思うんですが、簡単な箇所でも同様の力で光らせられるようになれば発狂も簡単な箇所を叩く時と近い感覚で叩けると思うんですよ。そう考えて、簡単な曲もあんまばちんばちん叩かないようにしています。

―― 逆にバチバチと叩ける密度や速さの上限を上げていく、という方向にはならなかった、ということですね。

EXIT: そうですね。光らせるために強く叩く必要はないと思っているので、思った通りのタイミングで反応させられる限りの最小の力で叩く、が理想です。

―― 「速い、上手い、強い」(*2)の「強い」ですね()

EXIT: まさにそれです(笑)と言うのも、結局強く叩いても弱く叩いてもどの指をどこに置くかはほとんど変わらないわけです。持久走みたいに単純にものすごく体力があれば超いいタイムが出ますけど、一般的には体力を効率的に使うための走法を研鑽することでタイムを縮めるじゃないですか。その中で後者を選んだ感じです。

―― マラソン選手が普段のトレーニングで1kmぐらいを走るときに全力疾走しない、みたいな感じですかね。

EXIT: 実際に走るのは本当に苦手なので全然知識がないなりの想像ですけどね(笑)

 

 

DJ EXITの退屈?

―― 以前にDP発狂皆伝よりむずかしいコースを自分で作って挑戦しているという話を耳にしたのですが。

EXIT: 作りましたよ!DP海皇!

ただ、3曲中1曲だけがDP発狂皆伝より難しいだけだったので正直微妙でしたね(笑)

―― その話もあって、本当に「退屈している王」みたいなイメージが強かったんですが、先ほどのお話だとその辺りの退屈はもうなくなってきた感じでしょうか?

EXIT: そうですね。といいますか、前々からそんなに難しい曲を渇望していたわけではないですね。DP海皇も段位に海皇って付けたかったから作ったってだけですし(笑)

―― ひどい理由ですね(笑)

EXIT: 今でもIIDXでカード認証して出るステータスに海皇って出したいと思いますもん(笑)それにスコア狙うに難しい曲なら山ほどありますしね。

―― ライバル、という言い方が相応しいのかはわかりませんけど、先ほどのお話と合わせるとプレーヤーにも譜面にも相手にとって不足はない、というところでしょうか。

EXIT: 譜面はもちろんですし、☆12中位〜上位の譜面を除いてはプレーヤーにも不足ないですね。その辺の難易度でびっくりするほど上手い人はなかなか出てこないので退屈といえば退屈ですね。

―― そのぐらいの難易度では当分はまだ分があるぞ、ということですね。

EXIT: そうだと思います。自分では全然納得がいってないスコアで全一が取れる領域だと退屈なのかもしれません。

―― 全然レベルが違う話ですけど僕もライバル欄の2位に大差がついているけどまだ伸ばせる曲とかは退屈を感じるので気持ちは少しわかります(笑)

EXIT: ありますよね、そういうの!同じです!

―― この曲がこれだけ上手いんだからこれも行けるだろー?とか思ってしまいますね。自分の感覚と数字だけ見て言っているわけですけど(笑)

EXIT: そうですね。あとできてないんだからもっとやれよ、だとか(笑)

―― 少し過激な話になってしまいましたね。普段は温厚なイメージなので少し意外な一面でした。

EXIT: ゲ――ムの話になると刺々しいことを言いがちになってる気がしますね(笑)

 

―― では最後に、このインタビューをご覧の方にひと言お願いします。

EXIT: こんなに盛り上がるDPの大会もうない気がするから見よう!これに尽きますね。

―― 今日はありがとうございました!大会当日でもがんばってください!

EXIT: こちらこそありがとうございます。言い訳の武装を万全にして臨みます。

 

 

*1 HUNTER×HUNTER』の登場人物

*2 谷保ブリッジのpop'n musicトッププレーヤー3人を指して、ある人が言った言葉。EXITさんは「強い」。